Googleマップの順位はなぜ人によって違う?自分のスマホの「1位」を信じすぎない理由
自分のスマホでは1位なのに、お客様には違う順位で見えることがあります。検索する場所・言葉・端末・履歴などで順位が変わる理由を、Googleの公式な説明をもとに解説し、お客様に近い見え方を確かめる方法を紹介します。

「自分のスマホで検索したら1位だったのに、知り合いのスマホでは5位だった」「昨日と今日で順位が違う」。Googleマップの順位について、店主の方からよく聞く戸惑いです。
結論から言うと、Googleマップの順位は、誰が・どこで・どの端末で・どんな言葉で検索したかによって変わります。 1つの決まった順位があって、それを全員が見ているわけではありません。特に、店主自身のスマホで見た順位は、お客様が見ている順位と大きく違うことがあります。
この記事では、Googleの公式な説明をもとに、順位が人によって違う理由と、お客様に近い見え方を自分で確かめる方法を解説します。
順位が人によって違う6つの理由
Googleは、検索結果が人によって異なる理由として、検索する場所、言語、端末の種類、検索した時間、Googleアカウントの情報によるパーソナライズなどを挙げています。Googleマップの順位に当てはめると、次の6つに整理できます。
| 理由 | 起きること | 店主のスマホで起きやすいこと |
|---|---|---|
| 検索する場所 | 検索した人の近くにある店ほど上に出やすい | 店の中や店の前で検索すると、自店がいちばん近い |
| 検索する言葉 | 「渋谷 カフェ」と「近くのカフェ」では、別の検索として扱われる | 自店の店名や、自店に有利な言葉で調べがち |
| 端末の種類 | スマホとパソコンで、表示される件数や並びが違う | パソコンで見た順位をそのまま信じてしまう |
| 検索の履歴 | Googleアカウントの検索や閲覧の履歴が、結果に影響することがある | 日頃から自店を検索・閲覧している |
| 地図の範囲 | Googleマップで操作した場所や、表示している範囲が影響する | 店の周りの地図を開いたまま検索している |
| 検索した時間 | 新しい情報の反映や仕組みの更新で、時間がずれるだけでも結果が変わることがある | 昨日の順位と今日の順位を1回ずつ比べている |
1. 検索する場所:店の前で調べれば、自店がいちばん近い
Googleは、ローカル検索の順位を決める主な要素として「関連性」「距離」「知名度」の3つを挙げています。このうち距離は、検索している人から店までの距離です。現在地を共有していない場合は、Googleが把握している現在地の情報をもとに結果を表示すると説明しています。
店の中や店の前で「業種名」を検索すれば、自店は検索している人にいちばん近い店になります。上位に出るのは自然なことで、駅の反対側や隣の町から検索するお客様にも同じ順位で見えているとは限りません。
2. 検索する言葉:お客様は店主と違う言葉で探している
「渋谷 美容室」「渋谷駅 美容室」「近くの美容室」「縮毛矯正 渋谷」は、それぞれ別の検索です。順位は言葉ごとに付くので、ある言葉で1位でも、別の言葉では圏外ということは珍しくありません。
お客様がどんな言葉で検索したときに自店のプロフィールが表示されたかは、ビジネスプロフィールのパフォーマンス画面で確認できます。調べる言葉の選び方は、MEOの検索ボリュームとは?で解説しています。
3. 端末の種類:スマホとパソコンは別物と考える
Googleは、モバイルかパソコンかによって検索結果を変えることがあると説明しています。パソコンで見た順位がよくても、スマホで同じとは限りません。外出先からスマホでお店を探されることが多い業種なら、スマホを基準に確かめましょう。
4. 検索の履歴:店主のスマホは「自店をよく知っている」
Googleアカウントにログインしてパーソナライズがオンになっていると、検索の履歴などをもとに結果が調整されることがあります。また、Googleマップのヘルプでは、地図上で操作した場所や、経路検索を含む最近の検索履歴も、関連性の高い場所として扱われると説明されています。
店主は日頃から自店を検索し、プロフィールを開き、経路を確かめています。そうした履歴のあるスマホは、初めて店を探すお客様のスマホとは条件が違います。自分のスマホで上位に見えても、それはお客様の見え方とは限らない、と考えておくのが安全です。
5. 地図の範囲:表示している場所が結果を変える
Googleマップで検索すると、そのとき開いている地図の場所や、直前に操作した場所が結果に影響します。店の周りを拡大した地図のまま検索すれば、その範囲にある店が優先されます。同じ言葉でも、地図を広げた状態や、別の場所を開いた状態では違う店が並びます。
6. 検索した時間:1回ずつの比較で一喜一憂しない
Googleは、新しい情報が追加されたり、仕組みの改善が反映されるタイミングがずれたりするため、検索する時間が少し違うだけでも結果が変わることがあると説明しています。昨日1回、今日1回の比較で「順位が下がった」と判断するのは早計です。
お客様に近い見え方を自分で確かめる方法
店主のスマホでも、条件をそろえれば、お客様の見え方にかなり近づけられます。
1. お客様が検索しそうな場所を3つ決める
店の前ではなく、お客様が検索していそうな場所を選びます。
- 最寄り駅の改札の近く
- お客様が多く住んでいる住宅地や、近くのオフィス街
- 競合のお店が集まっている通り
近くで実際に検索するのが確実です。難しい場合は、検索語に地名を入れて調べる方法もありますが、現地で調べた結果とは一致しないことがあります。
2. 検索する言葉を3〜5つ決める
「業種名だけ」「地名+業種名」「地名+お客様がよく求めるもの」の3種類を混ぜます。店名での検索は、順位を確かめる言葉には入れません。店名で探す人は、すでにお店を知っている人だからです。
3. ログインしていない状態のスマホで調べる
ブラウザのシークレットモード(プライベートモード)を使うか、Googleアカウントにログインしていないブラウザで調べます。Google検索で調べた場合は、結果ページの下部に、パーソナライズされているかどうかと、検索に使われた現在地が表示されることがあります。「パーソナライズなしで試す」が表示されたら、それを押すと、履歴の影響を受けない結果を確認できます。
4. 毎回同じ条件で記録する
日付、時刻、場所、言葉、端末、順位を表にして、月に1〜2回、同じ条件で記録します。1回の結果ではなく、何か月かの流れで見ると、施策の効果や季節の変化が見えてきます。記入例は次のとおりです。
| 日付 | 時刻 | 場所 | 言葉 | 端末 | 順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10月23日 | 12時 | 最寄り駅の改札 | 渋谷 美容室 | スマホ | 6位 |
| 10月23日 | 12時 | 最寄り駅の改札 | 縮毛矯正 渋谷 | スマホ | 3位 |
順位よりも先に見たい数字
順位は、お客様に見つけてもらうための手段の一つです。順位が人や場所で変わる以上、順位だけで良し悪しを決めると判断を誤ります。
ビジネスプロフィールのパフォーマンス画面では、プロフィールが表示された回数、電話、ルート検索、ウェブサイトへのアクセスなど、実際にお客様が取った行動を確認できます。順位が少し動いても、これらの数字が安定していれば、慌てる必要はありません。逆に、順位が変わらないのに電話やルート検索が減っているなら、営業時間や写真など、プロフィールの中身を見直すきっかけになります。
順位を決める要素と、見直すべき項目の全体像は、MEO対策とは?仕組み・やり方・効果測定を解説をご覧ください。
atlio MEOの順位計測は、条件を決めて毎日測る
atlio MEOの順位計測は、店主のスマホの履歴とは関係なく、決めた条件で毎日Googleマップの順位を測ります。
- 場所:店舗の所在地を中心に、「店舗周辺」「市区町村」「広域」の3段階から、どの範囲の見え方を測るかを選べます。店舗の所在地とお客様の住む地域がずれている場合は、商圏を市区町村や郵便番号で指定することもできます
- 端末:スマホとパソコンの順位を分けて記録します
- 言葉:店舗ごとに複数のキーワードを登録し、競合店舗との位置関係も同じ条件で比べられます
毎日同じ条件で測るので、1日ごとの揺れではなく、何週間かの流れで順位の変化を確認できます。インサイトでは電話やルート検索などの行動を期間で比べられ、月次レポートでは順位・口コミ・投稿の動きをまとめて振り返れます。
よくある質問
自分のスマホでは1位です。お客様にも1位で見えていますか
同じとは限りません。店主のスマホは、店の近くで検索することが多く、自店の検索や閲覧の履歴もあるため、お客様より自店が上に出やすい条件がそろっています。お客様が検索しそうな場所で、ログインしていない状態のスマホから確かめてください。
シークレットモードで調べれば、お客様と同じ順位になりますか
履歴の影響は減らせますが、検索する場所、言葉、端末、時間の違いは残ります。お客様と完全に同じ順位を見ることはできないので、条件をそろえて繰り返し記録し、流れで判断するのが現実的です。
昨日より順位が下がりました。何か対策が必要ですか
1日の変化だけでは判断できません。検索する時間が少し違うだけでも結果は変わることがあります。同じ条件で数週間記録し、下がった状態が続いているかを確かめてください。あわせて、電話やルート検索などの行動の数字も見て、実際にお客様の動きが減っているかを確認します。
お金を払えば、順位を上げてもらえますか
Googleは、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには応じていないと明記しています。順位を上げるには、プロフィールを正確で充実した内容に保ち、口コミに返信するなど、Googleが説明している方法で取り組みます。
GoogleマップとGoogle検索で順位が違うのはなぜですか
Googleマップのアプリと、Google検索の結果に出る地図の枠では、表示される件数や、検索の対象になる地図の範囲などが異なります。同じ言葉でも並びが違うことがあるので、お客様が主に使っている方を基準に確かめてください。
まとめ
Googleマップの順位は、全員が同じものを見ているわけではありません。
- 順位は、検索する場所・言葉・端末・履歴・地図の範囲・時間によって変わる
- 店主のスマホは、店の近くで検索し、自店の履歴もあるため、お客様より自店が上に出やすい
- 確かめるときは、お客様が検索しそうな場所で、ログインしていないスマホを使い、同じ条件で繰り返し記録する
- 1回ずつの比較で一喜一憂せず、何週間かの流れと、電話やルート検索などの行動の数字をあわせて見る
自分のスマホで見た「1位」に安心せず、お客様の目線で確かめる習慣を作りましょう。順位の仕組みをさらに詳しく知りたい方は、Googleマップの順位は何で決まる?もご覧ください。
参考情報
- ローカル検索結果のランキングを改善する方法(Google ビジネス プロフィール ヘルプ) (外部サイト・新しいタブで開きます)
- Google 検索の検索結果が他のユーザーと異なる理由(Google 検索ヘルプ) (外部サイト・新しいタブで開きます)
- パーソナライズと Google 検索の検索結果(Google 検索ヘルプ) (外部サイト・新しいタブで開きます)
- Google が位置情報を利用する仕組み(Google プライバシーとポリシー) (外部サイト・新しいタブで開きます)
- Google マップで場所を検索する(Google マップ ヘルプ) (外部サイト・新しいタブで開きます)
※Googleの検索の仕組みや画面の表示は変更される場合があります。この記事は2026年10月23日時点の公開情報をもとに作成しています。


